商号:東京エレクトロン株式会社
直近
- 2025年7月末のビッグサプライズ。今期(2026年3月期)の営業利益計画、従来計画は7270億円で、市場予想7190億円下回る18%減の5700億円に下方修正発表で、8/1ストップ安。年間配当予想も従来の618円から485円と減配。ただ、下窓も1つ埋めたし、プライムの大型のストップ安は買いだと思っている。
8035 東京エレクトロン 個別株解説
- プライム市場
- 日経225採用銘柄
- 日経225寄与度ランキング上位銘柄
- TOPIX Core30
- 半導体装置メーカー
- 半導体装置製造日本1位、世界4位 1位:ASML(オランダ)2位:Applied Materials(アメリカ)3位:Lam Research(アメリカ)
- 2位は6857アドバンテスト、3位は7735 SCREENホールディングス
- パターニングの4連続工程に装置をもつ唯一の会社
- 東京エレクトロンの製品
- 装置納入からアフターメンテナンスまで一貫した技術サービス/サポートを提供
- 営業利益率22.9%
EUV露光装置
EUV露光装置はASMLが世界のほぼ100%を製造しているが、それを使用する会社は東京エレクトロンの装置もセットで使う場合がほぼ。
EUV露光装置導入会社
TSMC、サムスン、Intel、SK hynixなど。日本ではラピダス、マイクロンメモリジャパン(旧NEC日立メモリ=エルピーダ)。

8035 東京エレクトロン 売上・営業利益・経常利益・前年比増減率
決算期:3月
2025年3月期
売上:2兆4,315億円(+32.8%)
経常利益:9,973億円(+52.8%)
営業利益:7,077億円(+52.8%)
2024年3月期
売上:1兆8,305億円(△17.1%)
営業利益:4,562億円(△26.1%)
経常利益:4,631億円(△25.9%)
減収理由
メーカーの半導体チップ製造の投資の見直し、PCやスマートフォン等の需要が一巡、半導体メーカーの在庫調整、生産の抑制が原因。調整局面は終了したと思われる。また、研究開発に、過去最大となる2,028億円を投資。さらに、1,200億円の自社株買い。
地域別売上高構成比
中国:44.4% 韓国:15.6% 台湾:11.2% 日本:10.1% 北米:9.2% ヨーロッパ:6.5% 東南アジア:3%
2025年3月期 連結業績予想
【第二四半期連結累計期間】
売上:1兆円(+22%)
営業利益:2,430億円(+36.1%)
経常利益:2,440億円(+34.6%)
【通期】
売上:2兆2,000億円(+20.2%)
営業利益:5,820億円(+26.1%)
経常利益:4,450億円(+22.3%)
8035 東京エレクトロン キャッシュフロー
東京エレクトロンの営業キャッシュフローについて
商品の流れとしては、顧客から商品を受注→製造元は発注〜入荷→支払いの計上(買掛金)→買掛金の現金支出→顧客へ商品を納入→売上の計上(売掛金)→売掛金の現金収入
以上の経過で、キャッシュアウトからキャッシュインまでは4〜5ヶ月とな理、受注や売上の拡大期や事業の成長局面において、営業キャッシュフローがマイナスとなりやすくなる。
| 決算期 | 営業活動CF | 投資活動CF | 財務活動CF | 現金 |
| 2025年3月 | 582,174 | -169,609 | -388,836 | 485,072 |
| 2024年3月 | 434,720 | -125,148 | -325,012 | 461,608 |
| 2023年3月 | 426,270 | -41,756 | -256,534 | 472,471 |

