商号:TESLA
TSLA テスラの株について説明します。
直近
販売台数はすでに市場予想を大きく上回っているため、数字だけで株価が大きく崩れる可能性は以前より低下している。 現在のテスラはAI・自動運転・ロボティクスへの期待が株価に大きく織り込まれているため、決算説明会でイーロン・マスクがこれらの分野について具体的な進捗や強気の見通しを示せるかどうかが、短期的な株価の方向性を決める最大の要因。
Robotaxi
技術的には前進しているが、普及という意味ではまだ初期段階。
展開都市はオースティン(最初の商用展開)、ダラス、ヒューストン、マイアミ、オーランド(新規)、タンパ(新規)。
一方で、サンフランシスコ・ベイエリアでは試験運用(安全監視付き)が続いている。
テスラは利用件数(何回乗られたか)や週間利用者数をほとんど公表していない。
例えばWaymoは、約3,000台・週50万回以上の有料乗車という実績を公表している。
一方、テスラは、「何台運行しているのか」「1日何回利用されたのか」「売上はいくらかを詳細には開示していない。
ロイターなどの報道では、オースティンで走っている無人Robotaxiは20台未満程度にとどまっており、サービスエリアは広がっても車両数はまだ増えていない。
これはWaymoとの差が大きい部分。
重要なのは、テスラは「1都市で利益を出す」ことを目指しているのではなく、「全世界へ展開できるソフトウェア」を作ろうとしている点。
Waymoは「高価なLiDAR」「高精度3D地図」を利用するが、
テスラは、カメラとAIのみで走行する方式。
もしこの方式が安全性を証明できれば、世界中の既存テスラ車と将来のCybercabへ同じソフトウェアを配信できる可能性がある。
Optimus
Optimusの方がRobotaxiより企業価値へのインパクトは大きいと考えられる。
Robotaxiはタクシー市場が主戦場だが、Optimusは製造業、物流、倉庫、介護、建設、小売など、人手不足がある幅広い分野で使われる可能性がある。
ただし、現時点では投資家が期待する「数百万台規模」の未来と、実際の生産・導入実績との間には大きなギャップがある。
FSDについて
現在のテスラは「自動車メーカー」から「AI・ソフトウェア企業」へ移行しようとしている。
市場はFSDの月99ドル、現在会員130万人のサブスクの伸び方、中国・欧州での認可、トヨタやホンダなど他社に販売するFSDのライセンス(営業利益率80〜90%)がどれだけ進んでいるかを見ている。
AI投資について
AI投資については、設備投資が25Bドル規模まで増える見通しのため、「いつ利益になるのか」を投資家は知りたがっている。
TSLA テスラ
- 販売主軸はModel 3とModel Yのため、Model SとModel Xは生産終了
- 自動車部門198億ドル→177億ドルに売上減少
- オプティマス(Optimus)ロボットの生産、カリフォルニアの年間100万体の生産予定
- イーロン・マスクCEO率いるEV(電気自動車)大手、クリーンエネルギー関連企業
- パナソニックと共同で自動車用リチウムイオン電池を開発
- 電動モーター、エネルギー貯蔵製品、車両のパワートレイン、バッテリー生産を行う世界最大級の生産工場「ギガファクトリーネバダ」を建設
- 家庭用蓄電池「パワーウォール」の開発・販売
- 電池式エネルギー貯蔵システムの世界最大級のサプライヤー
- NVIDIA供給の自動運転用の半導体を、2019年に自社設計の製品に切り替え
- 中国の低価格EV車に対抗するための値下げにより、2023年第四四半期における営業利益は、前年同期比から47%減
- 全従業員の14万人の10%にあたる1万4000人を解雇して、立て直しを予定
- バッテリーとモーター、エネルギー製品のエンジニアリングおよびテクノロジー開発を率いるドルー・バグリノ上級副社長、公共政策・ビジネス開発担当副社長のローハン・パテル上級幹部2名も退社
- 中国メーカーによる低価格EV車との価格競争により、大幅売上ダウン
- 世界的なEV需要の減退とともに売上下降
- メルセデス、BMW、ヒュンダイなどもEV車生産に参入によりテスラの市場シェア減
- 現時点で先行きは厳しい
事業内容
- ロボタクシーなど移動をサービスとして提供
- テスラ車オーナーに対し、FSD(完全自動運転支援システム)のサブスク提供、使用可能国は、今のところアメリカ、カナダ、メキシコ、プエルトリコ、中国
オプティマスロボットとは?
二足歩行で、人間がやっている作業環境を、そのまま使えるロボット。約170cm/70kgで、人のような手・腕・脚を持つ。今の目標は、工場で部品を運ぶ、ネジ締め、部品の仕分け、倉庫でのピッキング作業などの頭を使わない反復作業。将来的には、掃除、買い物の手伝い、高齢者の簡単なサポートなど人がやりたくない、人手不足の仕事をやる存在となることを目指す。
なぜテスラが作っているか?
自動運転で培った AI(視覚認識・判断)、EVで使っているモーター・バッテリー、実際の工場での少量の大量生産ノウハウなどをそのままロボット生産に転用。車のAIを人型に載せ替えたイメージ。
TSLA テスラ 株価 チャート
決算
12月
業績
| 売上 | 営業利益 | 経常利益 | |
| 2025年12月 | 948億ドル | 43億ドル | 52億ドル |
| 2024年12月 | 976億ドル | 70億ドル | 86億ドル |
| 2023年12月 | 967億ドル | 88億ドル | 99億ドル |
| 2022年12月 | 814億ドル | 136億ドル | 137億ドル |
| 2021年12月 | 538億ドル | 65億ドル | 63億ドル |

