商号:キオクシア株式会社
- NAND型フラッシュメモリー市場 第1位:サムスン電子(30%) 第2位:SKハイニックス(20%) 第3位:キオクシア(17%) 第4位:マイクロン(12%) 第5位:サンディスク(10%) 第6位:YMTC(7%)
- 中国のYMTCが25年第2四半期で売上2520億円とシェアを伸ばしている。
キオクシア
- プライム市場
- 記憶とAXIA(価値)の造語
- 2017年に東芝から分社化
- NAND型フラッシュメモリーが主力商品。NAND型フラッシュメモリはSSDに組み込まれ、パソコン・スマホ、データセンターのサーバーに使われる。
- 1987年に世界初のNAND型フラッシュメモリを発明(特許取得)、現在も世界で有数のフラッシュメモリ開発、製造を行う企業
- 四日市と岩手県の北上に工場
- 関連会社:キオクシアシステムズ株式会社、キオクシアエンジニアリング株式会社(旧・中部東芝エンジニアリング株式会社)、キオクシア岩手株式会社、キオクシアエトワール株式会社
NAND型フラッシュメモリとは?
1987年に東芝が開発したメモリセルを直列に配置した構造のメモリのこと。メモリセルを高密度に配置できる特徴を持つ。
なぜ開発したのに独占ではないのか?
NAND型フラッシュメモリは、サムスン電子やSKハイニックス、マイクロンなども製造している。東芝が開発したのにも関わらず、独占ではないのはなぜか?
それは、他社と共通の規格を使えるよう、標準化に協力したため。ただし、特許を取得しているので2007年までの20年間はライセンス料を受け取っている。特許は20年で切れるため、現在はライセンス料は発生していない。
キオクシアの優位性
垂直積層型NAND技術により世界で初めて3次元フラッシュメモリを開発。従来品よりも大容量でビットあたりのコストを削減できる。
現行の第8世代は218層の1T(テラ)ビット品。読み書き速度・信頼性・耐久性で世界トップクラス。特にSSDは強くて信頼性高く、データセンター向け。
将来的には2030年をめどに、積層数が1000層のメモリの量産を目指す。
285A キオクシア 業績
決算期
3月
| 売上 | 営業利益 | 経常利益 | |
| 2025年3月 | 1兆7064億円 | 4517億円 | 3706億円 |
| 2024年3月 | 1兆765億円 | △2526億円 | △3433億円 |
| 2023年3月 | 1兆2821億円 | △990億円 | △1864億円 |
| 2022年3月 | 1兆5264億円 | 2162億円 | 2162億円 |

