商号:トランスコスモス株式会社
事業内容
企業の業務を外部受託する総合アウトソーシング会社。
つまり、企業の人手不足・DX不足を、外注+AI+海外拠点で解決する会社。
一般的には「コールセンター会社」というイメージを持たれやすいものの、実際には、
- BPO(業務代行)
- コンタクトセンター
- デジタルマーケティング
- EC運営支援
- IT運用
- 海外CX支援
- AI・DX導入支援
などを総合的に展開。
2026年3月期の連結売上高は 3,938億円 に達しており、国内外で大規模な業務受託基盤を持つ。
① 単体サービス事業(売上構成比64.9%)
トランスコスモス本体の主力事業であり、グループの中核を担うセグメント。
国内大企業向けに、業務効率化・DX化・顧客対応支援を提供。
BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)
企業のバックオフィス業務を受託する事業。
具体的には、
- 経理
- 人事
- 給与計算
- 受発注
- データ入力
- ITヘルプデスク
- システム運用
などを代行。
近年は人材派遣型ではなく、「AI・RPAを活用した業務自動化型BPO」へ移行を進めている。
コンタクトセンター・CX事業
顧客対応業務を受託する事業。
従来型の電話対応だけでなく、
- AIチャットボット
- SNS対応
- LINEサポート
- EC顧客対応
- オムニチャネル対応
なども拡大。
同社は「trans-DX for Support」という独自プラットフォームを展開しており、
- AI
- オペレーター
- データ分析
を統合したカスタマーサポートを推進。
デジタルマーケティング支援
企業のWebマーケティング運営を支援。
具体例としては、
- Web広告運用
- SNS運営
- SEO支援
- コンテンツ制作
- アクセス解析
- ECサイト運営代行
企業の「マーケティング」と「業務効率化」を支援。
② 国内関係会社事業(売上構成比11.9%)
国内子会社・関連会社による専門分野事業。
単体サービスよりも専門性の高い業務領域を担っている。
IT・エンジニアリング支援
- システム開発
- インフラ運用
- CAD設計
- 技術者派遣
- 製造業向け支援
など。
製造業や大手企業向けの技術支援需要を取り込んでいます。
EC・データ活用支援
EC運営支援やデータ分析事業も展開しています。
企業のDX推進需要拡大に伴い、
- データ分析
- AI活用
- デジタル運営
の需要取り込みを進めています。
収益改善の背景
近年は、
- 不採算案件整理
- 高付加価値案件へのシフト
- AI活用による効率化
によって収益改善が進められています。
③ 海外関係会社事業(売上構成比26.8%)
中国・韓国・ASEANを中心に、グローバルBPO事業を展開。
中国
中国ではEC運営支援やデジタルマーケティング事業を強化。
- 中国向けEC
- 越境EC
- 中国SNS運営
- ライブコマース支援
韓国
韓国ではコンタクトセンターやデジタル支援事業を展開。
ASEAN・台湾
東南アジア地域では、
- 低コストBPO
- 多言語サポート
- グローバル企業向けCX支援
業績
決算期
3月
売上・営業利益・経常利益
| 売上 | 営業利益 | 経常利益 | |
| 2026年3月 | 3938億円 | 165億円 | 189億円 |
| 2025年3月 | 3758億円 | 144億円 | 156億円 |
| 2024年3月 | 3622億円 | 114億円 | 137億円 |
| 2023年3月 | 3738億円 | 232億円 | 230億円 |
リスク
逆に弱点は、
- 人件費上昇
- AIによる単純業務代替
- 利益率の低さ(営業利益率4%前後)
- 人材依存
