9715 トランスコスモス

個別銘柄プライム市場

商号:トランスコスモス株式会社

事業内容

企業の業務を外部受託する総合アウトソーシング会社。

つまり、企業の人手不足・DX不足を、外注+AI+海外拠点で解決する会社。

一般的には「コールセンター会社」というイメージを持たれやすいものの、実際には、

  • BPO(業務代行)
  • コンタクトセンター
  • デジタルマーケティング
  • EC運営支援
  • IT運用
  • 海外CX支援
  • AI・DX導入支援

などを総合的に展開。

2026年3月期の連結売上高は 3,938億円 に達しており、国内外で大規模な業務受託基盤を持つ。

① 単体サービス事業(売上構成比64.9%)

トランスコスモス本体の主力事業であり、グループの中核を担うセグメント。

国内大企業向けに、業務効率化・DX化・顧客対応支援を提供。

BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)

企業のバックオフィス業務を受託する事業。

具体的には、

  • 経理
  • 人事
  • 給与計算
  • 受発注
  • データ入力
  • ITヘルプデスク
  • システム運用

などを代行。

近年は人材派遣型ではなく、「AI・RPAを活用した業務自動化型BPO」へ移行を進めている。

コンタクトセンター・CX事業

顧客対応業務を受託する事業。

従来型の電話対応だけでなく、

  • AIチャットボット
  • SNS対応
  • LINEサポート
  • EC顧客対応
  • オムニチャネル対応

なども拡大。

同社は「trans-DX for Support」という独自プラットフォームを展開しており、

  • AI
  • オペレーター
  • データ分析

を統合したカスタマーサポートを推進。

デジタルマーケティング支援

企業のWebマーケティング運営を支援。

具体例としては、

  • Web広告運用
  • SNS運営
  • SEO支援
  • コンテンツ制作
  • アクセス解析
  • ECサイト運営代行

企業の「マーケティング」と「業務効率化」を支援。

② 国内関係会社事業(売上構成比11.9%)

国内子会社・関連会社による専門分野事業。

単体サービスよりも専門性の高い業務領域を担っている。

IT・エンジニアリング支援

  • システム開発
  • インフラ運用
  • CAD設計
  • 技術者派遣
  • 製造業向け支援

など。

製造業や大手企業向けの技術支援需要を取り込んでいます。


EC・データ活用支援

EC運営支援やデータ分析事業も展開しています。

企業のDX推進需要拡大に伴い、

  • データ分析
  • AI活用
  • デジタル運営

の需要取り込みを進めています。


収益改善の背景

近年は、

  • 不採算案件整理
  • 高付加価値案件へのシフト
  • AI活用による効率化

によって収益改善が進められています。

③ 海外関係会社事業(売上構成比26.8%)

中国・韓国・ASEANを中心に、グローバルBPO事業を展開。

中国

中国ではEC運営支援やデジタルマーケティング事業を強化。

  • 中国向けEC
  • 越境EC
  • 中国SNS運営
  • ライブコマース支援

韓国

韓国ではコンタクトセンターやデジタル支援事業を展開。

ASEAN・台湾

東南アジア地域では、

  • 低コストBPO
  • 多言語サポート
  • グローバル企業向けCX支援

業績

決算期

3月

売上・営業利益・経常利益

売上営業利益経常利益
2026年3月3938億円165億円189億円
2025年3月3758億円144億円156億円
2024年3月3622億円114億円137億円
2023年3月3738億円232億円230億円

リスク

逆に弱点は、

  • 人件費上昇
  • AIによる単純業務代替
  • 利益率の低さ(営業利益率4%前後)
  • 人材依存
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