プライム市場
6430 ダイコク電機
- パチンコ産業は2024年レジャー白書の22%を占める15兆7000億円の市場規模であり、競合他社が減れば、まだまだ業績拡大の余地がある
- 箱根ガラスの森美術館を2億円で買収、同美術館の建物や美術品を31億円で買収、売上高10億円、営業利益は9400万円
- 筆頭株主:円谷フィールズホールディングス(13.44%)
事業内容
情報システム事業
パチンコホール向けコンピュータシステム、景品顧客管理システム、情報公開システムの開発・製造・販売。
(主な関係会社)ダイコク電機株式会社、ダイコク電機コミュニケーションPLUS株式会社、株式会社グローバルワイズ
アミューズメント事業
パチンコ・パチスロ遊技機に関わるソフトウェアの開発及びハードウェアの開発・製造・販売。
(主な関係会社)ダイコク電機株式会社、完気株式会社、DAXE L株式会社、アロフト株式会社及び株式会社ライリィ
設備の状況
設備の状況の一部を抜粋した。全てPBR1倍以上、十分な資産価値が見込める。
名古屋市中村区那古野1丁目の土地766坪(帳簿価格30億円)保有、坪単価400万円以上なので、帳簿価格は妥当。ただ、オフィス街なので、倍の価値になる可能性あり、
春日井市坂下町1丁目の土地1652坪(帳簿価格3億円)保有、坪単価30万円なので、帳簿価格を多少上回る。
春日井市神屋町の土地5122坪(帳簿価格7.1億円)保有、坪単価18万円なので、帳簿価格を多少上回る。
箱根の美術館施設、建物帳簿価格19億円、土地7600坪(帳簿価格19.5億円)、これに美術品を加えて31億円で購入。さらに、箱根ガラスの森美術館の運営事業を2億円で買収、売上高10億円、営業利益は9400万円。
子会社
西本産業(草加に443坪の土地保有帳簿価格1.1億円安くて坪単価54万円
連結業績
決算
3月
2025年3月期
- 2025年5月15日、26年3月期連結業績予想売上高前期比23.4%減の440億円、営業利益56.6%減の53億円と発表。配当予想も減配40円減の80円と発表。2025年3月期の売上はあくまでスマート遊技機器の導入初期の爆発的需要や大型設備投資需要が一時的に集中したための業績であり、その反動による落ち込みにより減収減益を見込んでいる。
- 2027年度ROE8%超え、2030年度10%超えを目標。
- 2026年3月期〜2028年3月期の配当下限80円を設定。
売上 営業利益 経常利益
| 売上 | 営業利益 | 経常利益 | 自己資本比率 | |
| 2025年3月 | 574億円 | 122億円 | 77億円 | 79.1% |
| 2024年3月 | 538億円 | 120億円 | 84億円 | 68.7% |
| 2023年3月 | 318億円 | 40億円 | 29億円 | 69.2% |
| 2022年3月 | 243億円 | 11億円 | 13億円 | 75.1% |

