1915年〜1920年までの第一次世界大戦の影響による日本の輸出を中心とした好景気。
これまでの農業から重工業への産業の変革をもたらせた。
好景気を支えた要因
第一次世界大戦に直接的に参加していなかった日本は、戦争で輸出出来なくなっていたヨーロッパ諸国に代わって、アジア諸国やアフリカへ向けて綿織物などの輸出を拡大。
第一次世界大戦で被害のないアメリカに対し、生糸を輸出。
ヨーロッパの輸入に頼っていた化学製品を自国で生産し始める。
八幡製鉄所、満州の鞍山製鉄所などの鉄鉱業の発達。
輸出品の運搬のための海運業、造船業の発達。
農業から工業への発展。
富の集中
資本、富の集中が起こり、財閥の形成、さらなる独占が進んだ。
海運業や造船業などで短期間で巨額の富を手に入れた船成金などが現れる。
資本家に富が集中する一方で、職種によっては労働者の賃金は上がらないなどの事態を招いた。