ToSTNeT取引について

ToSTNeTとは?(Tokyo Stock Exchange Trading NeTwork System)

東京証券取引所で、取引ネットワークシステムであるToSTNeTを通じて立会時間外に行う取引のこと。

大口取引において、株価の乱高下や混乱などの影響を与えず、株価が終値で固定できるなど落ち着いてある程度決まった値段において取引できるメリットがある。

日本株式以外にも外国株式、、ETF、REIT、転換社債型新株予約権付社債(CB)などもToSTNeT市場に上場しており、取引が可能。

ToSTNeT-1(単一銘柄取引)

単一銘柄、立会市場の直近値から上下7%以内の価格で、相手方取引参加者・銘柄・数量・決済日等を指定した取引が可能。最低単元から売買が可能。

ToSTNeT-1(バスケット取引)

15銘柄以上をまとめた取引で、構成銘柄の立会市場の直近値の上下5%以内の価格で相手方取引参加者・銘柄・数量・決済日等を指定した取引が可能。売買代金1億円以上から売買が可能。

ToSTNeT-2(終値取引)

終値又はVWAPを確認してから参加可能な取引。8:20〜8:45(前日終値で取引)、11:30〜12:15(前場終値で取引)、15:00〜16:00(終値で取引)。終値取引を利用した事前公表型の自己株式取得も可能。

ToSTNeT-3(自己株式立会外買付取引)

自社株買い専用取引。自社株を取得する際に、買付日の前営業日に東証に届出を行い、通常その日の終値で翌日の買付日の午前8時から午前8時45分の間に売付けの申込みを行い、買付数量に相当する売付数量を取引所が定める配分方法で配分する取引方法。

加速型自社株買い(ASR :Accelerated Share Repurchase)

証券会社に依頼し、自社の株を一度に大量に集める買付方法。大株主からの売却がなくても1日でまとまった数量の株式を集めることが可能。

手順

1.TsSTNeT-3の自己株式取得に申し込むと同時に、証券会社が貸株を調達して空売りし、それを取得。

2.証券会社は空売りの返済のために、市場から売付け金額分を徐々に株を調達。

3.足りない分は新株予約権を発行するなどして返済に充て、調節する。

ToSTNeT取引とは? YouTube動画解説

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